千早茜箸『しろがねの葉』書評レビュー
第168回直木賞受賞作
千早茜氏『しろがねの葉』
を読んでみました。
ページ数…314ページ
読書が苦手な私には少し覚悟がいる分量です。
で、読んだ感想ですが、
(私には)ひじょ〜に読みにくい本でした。
がんばって4日間で読み終えましたが、
半分くらいまではとても苦痛でした
なぜ読みにくかったか考えてみました。
①題材の石見銀山のことをそもそも知らない。
なので、専門用語がわかりませんでした
②時代設定がわかりにくい。
戦国時代末期のお話のようですが、
説明がほとんどないし、
その時代の庶民の生活を知らないので、
状況を理解するのに手こずりました
③時間の流れがわかりにくい。
「○年後」とか「○○年」の記述がないので、
前の章から何年が経過したのか、
主人公の女の子が、今何歳なのかがわかりにくい。
「もうだいぶ大人になったのかな」と思ったら
まだまだ小さく、幼かったり、
いつの間にか子供を産む年齢になっていたり…
少し混乱しました
④状況描写が多い(特に前半)
題材をよく知らないし、
時代設定や背景もわかりにくいので、
状況や情景がなかなか頭に入ってきませんでしたなどがあり、
想像力を働かせながら読み進めるのが難しく、
残念ながら、私には不向きだったと結論づけました
でも、直木賞に選ばれるからには
素晴らしい本なんだと思います。
きっと好みの問題ですね
以前にご紹介した
直木賞候補作
凪良ゆう氏『汝、星のごとく』
の方が私には読みやすく、
向いていると思いました。
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